急性咽頭炎
咽頭粘膜にウイルス若しくは粘膜の抵抗性が落ち、口腔内の常在菌に二次感染を来す事が原因。発症時は対症療法を行う。
急性咽頭気管支炎
上記咽頭の炎症が気管支に波及した状態。臨床的には咳嗽を伴うようになって来る。外装は粘膜を更に刺激するので、積極的にこれを止める。
マイコプラズマ肺炎
小児の肺感染症の多くを占める。通常の内服等で効果が得られない場合はこれを疑い、マクロライド系若しくはニューキノロン系抗生剤を用いる。
アレルギー性鼻炎
風邪に伴う鼻炎の殆どは、2次的に鼻粘膜を刺激されたものであり、花粉症により刺激を受けた鼻粘膜と同様の状況にある。
麻疹
麻疹のワクチンは幼少期の予防接種で殆どが陽転するが、年月によりその抗体値が下がり罹患する。空気感染で感染力が強く成人で重症化。
風疹
風疹はリンパ節腫脹とびまん性の発疹、発熱を伴うが、鑑別には採血検査を用いる。妊娠時の婦人が罹患すると心血管系の奇形が生じる危険性有。
流行性耳下腺炎
俗称おたふくかぜ。現在はワクチンまた小児期の罹患によって抗体を有すると、あまり減じる事はなく、成人での発症は殆どない。