足関節捻挫
足関節を内反する事によって生じる事が多く、外側の3本の靭帯の断裂の程度によって治療が異なる。多くは保存的に治療する。
前十字靭帯断裂
膝の外傷の中では重症に値する。関節内血種を来し、治療は6ヵ月以上保存的にした後に人工靭帯を使用して再建術を行う。
後十字靭帯捻挫
下腿を前面より打撲する事によって生じるが、受傷方向からは発症頻度は少ない。保存的に治療される。
膝内側側副靭帯捻挫
スキー等の下腿を外反させる事により生じ、膝周囲の外傷の中では頻度は高い。軽度の損傷の場合、簡易な固定でも3週ほどで軽快する。
膝外側側副靭帯捻挫
下腿を内反する事によって生じるが、腸脛靭帯によって解消されるのと障害の方向性としては発症の可能性が少ない。
内転筋捻挫
大腿の内側に長内転筋・大内転筋の共通筋束の損傷。急な下肢の外転により発症する。時に恥骨への付着部で損傷する事がある。
大腿二頭筋腱捻挫
大腿の外側の筋腱の捻挫。急な大腿の伸展や直接の打撲により受傷する。走行からよく坐骨神経痛と間違えられやすい。
仙尾関節捻挫
仙骨先端に急な衝撃により受傷、尾骨骨折との鑑別を要する。大殿筋腱が付着しているので、これとの鑑別もある。
腰椎捻挫
多くは靭帯組織ではなく、傍脊柱起立筋、腸腰筋の筋損傷を言い、棘間靭帯などの損傷も指す事がある。簡易コルセットによる固定を行う。
指関節捻挫
掌側と両側の3本の靭帯のいずれかの損傷を言うが、時に腱の損傷も指す。軽いものはテーピングを行うが重傷は副子固定を行う。
指伸筋腱捻挫
手指の背側は靭帯が存在せず、伸筋腱があり過度な屈曲、又は直接外力を受ける事によって生じる。場合によって副子固定が必要。
肋間筋捻挫
胸部への衝撃で生じる。骨折や肋間神経痛との鑑別が必須。骨折と異なり上下に幾つかの肋間を跨いで損傷するのが特徴。
頸椎捻挫
交通外傷などで多発、脊椎の中で最も動きの良い頸部でそれを支える筋腱や靭帯の損傷を言う。無意識下で頭部に急激な衝撃を受けて生じる。